후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうはちじのおんがくよく
十八時の音楽浴
海野 十三
海野 十三의 十八時の音楽浴(じゅうはちじのおんがくよく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 103,941자 · 210화면
彼は釣糸も雑誌も弁当も煙管も、そこへ置きっぱなしにしたまま、自転車にひらりとうちまたがると、ペダルかき鳴らし、広東郵便局まで電信をうつために力走また力走をつづけるのであった。
早くもそれから一週間の日がもろに過ぎた。海戦科学研究所大師、楊博士は、いま臨海練魚場の巌頭に立って、波立つ水面を、じっと見つめているのだった。
「どうもまだ、これでは員数が不足だ。もうあと、少なくとも三千頭は集めたいものじゃ。さっそく政府に請求しよう」
例の桃葉湯のような色をした海面には、やがて広東料理になるべく宿命づけられているとも知らず、稜々たる三角形の鰭を水面に高くあらわして、近海産の世にも恐ろしきタイガー・シャーク、つまり短く書くと虎鮫が、幾百頭幾千頭と知らず、溌刺として波を切り沫をあげて猛烈なる集団運動をやっているところは、とても人間業とは見えぬげに勇ましき光景であった。
「もし大帥閣下、馮副官からの無電がまいりました」
と、蒋秘書官が、楊博士の長い袖を引いた。
「なんだ、なにごとか」
「電文によりますと、どうもトーキーのフィルムをそんなにじゃんじゃん消費せられては困るというのです。