후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうはちじのおんがくよく
十八時の音楽浴
海野 十三
海野 十三의 十八時の音楽浴(じゅうはちじのおんがくよく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 103,941자 · 210화면
頤から下を、同じく純白の絹でもって身体にピタリと合う服――というよりも手首足首にまで届くコンビネーションのような最新の衣裳を着、その上に幅広の、きわめて薄い柔軟ガラスで作ったピカピカ光る透明なガウンを長く引きずるように着ていた。
「おお博士コハクでいらっしゃるわネ」
銀の鈴を鳴らすような大統領夫人の声に、かの男はうやうやしくその前にひざまずいた。
「令夫人に忠誠を誓います」
ミルキ夫人はホホと笑って、博士を奥の一室に導いた。そこは金と赤との格子模様でもって、天井といわず床といわず、眩しきまでに飾りつけのあるサロンだった。部屋の真中にはガラスで作った大テーブルがあって、その上には高級な玻璃の器が所狭くならんでいた。豪華な晩餐の用意ができていたのである。ミルキ夫人は博士を向い合った椅子に招じた。
ガラスの大テーブルの真中には、やや高い棚のようなものがあった。夫人が釦を押すと、この棚の中では上下に往復運動するエレヴェター式の運搬器が動きだした。テーブルの下から古い酒や結構な料理が静かに上ってきては、主人と博士の前に機械的にはこばれた。用のなくなった皿は自然にテーブルの下におりていって、見えなくなるのだった。