일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

じゅうはちじのおんがくよく

十八時の音楽浴

海野 十三

海野 十三의 十八時の音楽浴(じゅうはちじのおんがくよく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 103,941자 · 210화면

아오조라 문고

彼がスポイトでもって、すこしばかりの砂糖水を、生ける腸の一方の口にさしいれてやると、腸はすぐ活撥な蠕動をはじめる。そして間もなく、腸の一部がテーブルの上から彼の方にのびあがって、

「もっと砂糖水をくれ」

というような素振りを示すのであった。

「あはあ、もっと砂糖水がほしいのか。あげるよ。だが、もうほんのちょっぴりだよ」

そういって吹矢は、また一滴の砂糖水を、生ける腸にあたえるのだった。

(なんという高等動物だろう)

吹矢はひそかに舌をまいた。

こうして、彼が訓練した生ける腸を目の前にして遊んでいながらも、彼は時折それがまるで夢のような気がするのであった。

前から彼は、一つの飛躍的なセオリーをもっていた。

もしも腸の一片がリンゲル氏液の中において生存していられるものなら、リンゲル氏液でなくとも、また別の栄養媒体の中においても生存できるはずであると。

要は、リンゲル氏液が生きている腸に与えるところの生存条件と同等のものを、他の栄養媒体によって与えればいいのである。

そこにもっていって彼は、人間の腸がもしも生きているものなら、神経もあるであろうしまた環境に適応するように体質の変化もおこり得るものと考えたので、彼は生ける腸に適当な栄養を与えることさえできれば、その腸をして大気中に生活させることも不可能ではあるまい――