후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうはちじのおんがくよく
十八時の音楽浴
海野 十三
海野 十三의 十八時の音楽浴(じゅうはちじのおんがくよく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 103,941자 · 210화면
それはやや蒼ざめてはいたが、何にも知らぬげににっこりと微笑んでいた。それを見た瞬間、閣下は爆発する火山のように憤怒した。
「な、何故殺したのだ。なぜアネットを殺したのだ。貴様はアネットが美しいので嫉妬しているんだな。殺しちゃならぬとあのくらいわしが命令したのに、なぜそのとおり遵奉しないんだ。女大臣だとて、こうなっては容赦せぬぞ」
でもアサリ女史は、悠然と椅子に腰を下ろして、ガラスのなかの飲料をとっていた。
「まあおしずまりなさいまし。そうしたのもミルキ国のためを思えばこそです。この非常時に、閣下が人造人間にうつつを抜かしていられるなんてことが住民に知れわたったら、彼らはどんなに騒ぐことでしょうか。今こそ、かねてわたしが申しておきましたとおり、非常政策を遂行するべきときなのです。賢明なる閣下に、それがおわかりにならぬはずはないと存じますが」
閣下は、アサリ女史の言葉に反対はしなかった。だがそっぽを向いて独白した。
「――わしは檻のない監房に入っているのも同様だ。わしはもう永遠に美しい女性を手に入れることが出来ないんだ」
アサリ女史は閣下の独白が聞えないような様子を装っていた。