일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

なんとうたん

南島譚

中島 敦

中島 敦의 南島譚(なんとうたん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,434자 · 11화면

아오조라 문고

彼の家には、昔その祖先の一人がカヤンガル島を討った時敵の大将を唯の一突きに仕留めたという誉れの投槍が蔵されている。彼の所有する珠貨は、玳瑁が浜辺で一度に産みつける卵の数ほど多い。その中で一番貴いバカル珠に至っては、環礁の外に跳梁する鋸鮫でさえ、一目見て驚怖退散する程の威力を備えている。今、島の中央に巍然として屹立する・蝙蝠模様で飾られた・反り屋根の大集会場を造ったのも、島民一同の自慢の種子である蛇頭の真赤な大戦舟を作ったのも、凡て此の大支配者の権勢と金力とである。彼の妻は表向きは一人だが、近親相姦禁忌の許す範囲に於いて、実際は其の数は無限といってよい。

此の大権力者の下僕たる・哀れな醜い独り者は、身分が卑しいので、直接の主人たる此の第一長老は固より、第二第三第四ルバックの前を通る時でも、立って歩くことは許されなかった。必ず匍匐膝行して過ぎなければならないのである。もし、独木舟に乗って海に出ている時に長老の舟が近付こうものなら、賤しき男は独木舟の上から水中に跳び込まねばならぬ。舟の上から挨拶する如き無礼は絶対に許されない。或る時そうした場合にぶつかり、彼が謹しんで水中に飛び込もうとすると、一匹の鱶の姿が目に入った。