후리가나로 읽는 일본 고전
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なんとうたん
南島譚
中島 敦의 南島譚(なんとうたん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,434자 · 11화면
彼が躊躇するのを見た長老の従者が、怒って棒切を投げつけ、彼の左の目を傷けた。已むを得ず、彼は鱶の泳いでいる水の中に跳び込んだ。其の鱶がもう三尺大きい奴だったら、彼は、足の指を三本喰切られただけでは済まなかったに違いない。
此の島から遥か南方に離れた文化の中心地コロール島には、既に、皮膚の白い人間共が伝えたという悪い病が侵入して来ていた。その病には二つある。一つは、神聖な天与の秘事を妨げる怪しからぬ病であって、コロールでは男が之にかかる時は男の病と呼ばれ、女がなる場合は女の病といわれる。もう一つの方は、極めて微妙な・徴候の容易に認め難い病気であって、軽い咳が出、顔色が蒼ざめ、身体が疲れ、痩せ衰えて何時の間にか死ぬのである。血を喀くこともあれば、喀かないこともある。此の話の主人公たる哀れな男は、どうやら、此の後の方の病気にかかっていたらしい。絶えず空咳をし、疲れる。アミアカ樹の芽をすり潰して其の汁を飲んでも、蛸樹の根を煎じて飲んでも、一向に効き目が無い。彼の主人は之に気が付き、哀れな下男が哀れな病気になったことを大変ふさわしいと考えた。それで、此の下男の仕事は益々ふえた。