후리가나로 읽는 일본 고전
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ふるむじな
古狢
泉 鏡花
泉 鏡花의 古狢(ふるむじな)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,891자 · 40화면
「あの提灯が寂しいんですわ……考えてみますと……雑で、白張のようなんですもの。」――
「うぐい。」――と一面――「亭」が、まわしがきの裏にある。ところが、振向け方で、「うぐい」だけ黒く浮いて出ると、お経ではない、あの何とか、梵字とかのようで、卵塔場の新墓に灯れていそうに見えるから、だと解く。――この、お町の形象学は、どうも三世相の鼇頭にありそうで、承服しにくい。
それを、しかも松の枝に引掛けて、――名古屋の客が待っていた。冥途の首途を導くようじゃありませんか、五月闇に、その白提灯を、ぼっと松林の中に、という。……成程、もの寂しさは、もの寂しい……
話はちょっと前後した――うぐい亭では、座つきに月雪花。また少々慾張って、米俵だの、丁字だの、そうした形の落雁を出す。一枚ずつ、女の名が書いてある。場所として最も近い東の廓のおもだった芸妓連が引札がわりに寄進につくのだそうで。勿論、かけ離れてはいるが、呼べば、どの妓も三味線に応ずると言う。その五年前、六月六日の夜――名古屋の客は――註しておくが、その晩以来、顔馴染にもなり、音信もするけれども、その姓名だけは……とお町が堅く言わないのだそうであるから、ただ名古屋の客として。