후리가나로 읽는 일본 고전
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こせんのなぞ
古銭の謎
野村 胡堂
野村 胡堂의 古銭の謎(こせんのなぞ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,885자 · 26화면
四
どうも、大変な自称名探偵があったもので、左京路之助も、思わず吹き出してしまいました。
四
間もなく三人はつれ立って、浩一郎の住居へ参りました。
この大邸宅の左翼十数室の内、四つ五つをあてがわれて、浩一郎とその母親は住んで居るのです。
「この方が探偵?」
左京執事と、息子の浩一郎に紹介されて、編物の手を休めた母親は、老眼鏡越しに南老人の顔を眺めました。
「この方があの探……」
危うく吹き出しそうになって、老女は忙しく編針を動かします。山羊髭にダブダブの洋服、風呂敷ほどのネクタイに、青い靴下の出る短かいズボン、こんな間抜な格好をさせるに、どれだけ骨が折れるだろうと思うような、飛切上等の風采を見ると、身扮のやかましい老女は、ツイ腹の底からこみ上げて来る可笑しさの始末に困ってしまったのです。
「私がしらべて解らんという事はない」
南老人はそんな事に驚くような柄ではありません、浩一郎から借りた虫眼鏡、それを持って、四つん這いになったまま、室から室へと隅々まで調べて居ります。
「南さん、主人が行方不明になったのは、八ヶ月も前の話ですよ、今頃まで、そんな所に何んかの形跡が残って居るでしょうか。