후리가나로 읽는 일본 고전
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かわいいやま
可愛い山
石川 欣一
石川 欣一의 可愛い山(かわいいやま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 98,791자 · 196화면
栗鼠の忘れた栗――これ丈が家へのおみやげである。大切に、チョッキのポケットへしまい込んだ。
尾根に近く落葉松の林を歩いた。
落葉松の林には下生えがしない。只一面に針葉の絨氈。しかもこれは余程上等の絨氈である。柔く、適度の弾力をもって足に触れる。また太陽は頭上から、黄金色の梢を通して照る。静かな、あたたかい、高貴な光線が我々をつつむ。何だか宮殿にいるような気持がした。
登りつくとズラリと山のパノラマ。左手、前山の肩から首を出す鹿島槍から、右手かすかに霞む浅間まで、遠い山、近い山、高い山、低い山、まっ白な山、雪の筋を持つ山、茶褐色の山。真正面に当る妙高は、いくらか姿を見せているが、雨飾山は雲にかくれて、僅か左の山腹だけしか出していない。
半日の山歩き。霜柱を踏んだり落葉を蹴ちらしたり、またはカスミを張って鳥を取る人を小舎に訪れたり。そして山の裾に家が五、六軒かたまった相川という部落へ出たのは、日の暮れかたであった。
ここからトンネルが山を貫いて大町への道をなす。我々は最初から相川の茶屋でビールを飲もうときめていたので、軒の低い、すすけた家まで来て立ち止った。