후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
あづまばし
問はずがたり・吾妻橋 他十六篇
永井 荷風
永井 荷風의 問はずがたり・吾妻橋 他十六篇(あづまばし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 75,586자 · 159화면
窓から見える畠は日かげになった。畦の枯木に干された洗濯物を人が取りおろしている。雑木林の向うから、
「もういいかい。」
「もういいよ。」と呼んだり応えたりする子供の声がきこえて来る。かくれんぼをする声だ。
その声も夕風の音にまじって、わたくしの耳にはさびしく聞える。
子供はもっと外で遊んでいたいのだ。暗くならない中、すこしでも余計に、もう暫く遊んでいたいのだ。遊び友達と別れて家へ帰るのが残り惜しくてならないのだ。この心持が、日のかげるに従い、呼び合う声の中に籠められて、きく人の耳にさびしさと悲しさとを送って来るのだろう。
この心持は小鳥の声にも含まれている。日ねもす日の暖さに恵まれていた冬草の葉末にも見られるような気がする。
日の暮のさびしさを思知るのは、日の最も短い冬の半に如くはない。まだかと思っている中いきなり暗くなるからだ。断罪の宣告のように急激に来るからであろう。日の暮を悲しむ心は後悔と絶望の思に似通っている。すっかり暮れ果ててしまった後、月の光、もしくは灯火のもとに、どうやら落ちつく心持は「あきらめ」の静けさに似通っている。
○