후리가나로 읽는 일본 고전
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かいとのはなし
垣内の話
柳田 国男
柳田 国男의 垣内の話(かいとのはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,985자 · 14화면
『延喜式』に出ている貴人の菜園でも、ここで栽培すべき作物はいくらもない。多分は家用の麻を播き、また時として数株の桑を栽えておくくらいのもので、家との関係は飲水の井戸や、庭の飛石などと近いものだったかと思われる。それが畠作需要の増進につれて、まず新たに設けられる大家族の屋敷地が拡大し、それを制限する法令が必要となり、一方にはまたこれを一つの特権として、生産増加の政策に利用するようにもなったのかと思われる。
これは荘園の場合も同じことであるが、園に田地を包容するようになったのは、また新たなる一段の変化でなければならぬ。家を構えんがための附属の園地ではなしに、畠を作るがために便宜の居住地を求めるとなると、そこには少しずつの稲作適地が見出される。そうして水田の増加はさらにより多く望ましいものであったゆえに、垣内はおいおいにその方面にも伸びたのであろう。ともかくも垣内には畠が最も多かったけれども、垣内の田というものも決して稀ではない。それがわずかな面積だけ引き離されて、売買寄進せられる実例が数を増して、後には垣内が田の所在を示す地区名であるかのごとき、観を呈するに至ったものかと見られる。