후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
かいとのはなし
垣内の話
柳田 国男
柳田 国男의 垣内の話(かいとのはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,985자 · 14화면
かりに将来の村構成に、これを利用し得るというまでは望まれぬとしても、何ゆえにこれが幾つかの改造を経つつも、今までなお残っているのかということは眼前の不審であり、その疑問は今からでもこれを釈くことができる。そうしてその方法は民俗学のものであった。今までまったく知らなかった多くの事実が、わずか一年足らずの間にももう大分心づかれ、それを我々は実地に就いて、何度でも確かめる事ができるだけでなく、その比較によってなお隠れたものを、見つけ出すことが許されるのである。たとえば自分等が当初予想していたのは、垣内は中世の荘園解体期を世盛りとして、いったんは国土の広い面積に行き渡った制度であって、後ようやく存立の意義を失うに至ったけれども、別に根こげに変更しなければならぬほどの必要もなかったために、あるものは名を存し、または外形の一部ばかりを、今に伝えているだけであろうということであった。ところがほんの一部の比較によって、この想像はほぼ覆ってしまったのである。もしも現在二三の土地において、垣内の特徴のごとく見られている事実が、ともに中世の垣内の残形に過ぎぬとすると、これらを綜合していた本の姿というものは、よほど茫漠として把捉しがたいものになってしまうのである。