후리가나로 읽는 일본 고전
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とうじょうのきじゅつし
塔上の奇術師/鉄人Q
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 塔上の奇術師/鉄人Q(とうじょうのきじゅつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 151,766자 · 303화면
「淡谷一郎さんですね。わたしはおたくにつめている警視庁のものです。もうあなたがお帰りのころだから、駅へむかえにいってやってくれという、ご主人のおたのみで、やってきました。ご主人は今夜のことを、ひじょうに心配されまして、いっこくもはやくあなたに帰ってほしいとおっしゃるのです。駅から歩いたのでは二十分もかかるから、車でむかえにいってやってくれという、おたのみなのです。」
警視庁の私服の刑事が、車でむかえにくるというのはへんですが、一郎さんは、そこまでうたがわず、気がるに車に乗ってしまいました。
乗ってみると、その自動車の後部席には、もうひとりのせびろの男が待っていて、にこにこしながら、「さあどうぞ。」と、席をあけてくれました。そして、あとからは、さっきの男が乗ってきましたので、一郎さんは、ふたりの見しらぬ男に、両方からはさまれた形になりました。
車はすぐに、走りだしました。
走りだしたかとおもうと、一郎さんの左のわきばらに、なにかかたいものが、グッとおしつけられました。
「ピストルだ。声をたてるとうつぞッ。しずかにしているんだ。」
まえから車に乗っていた男が、ひくい声でいいました。