일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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「だん」のかいたい

増補 美学的空間

中井 正一

中井 正一의 増補 美学的空間(「だん」のかいたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,324자 · 44화면

아오조라 문고

ここにいわゆる「壇」の崩壊が萠しはじめて来たのである。全くとんだ壇の浦である。

「壇」の構造が、かくして芸術的ブローカーを中心とする未組織的集合であるとするならば、それは恰も、手工業者が、販売的ブローカーに対する如き関係を構成するに至る。この関係はやがて経済的生活の圧迫の深刻となるにつれて、一種の崩壊と解体、並に新しき組織へと方向を転ずるに至る。

手工業が漸く自己企業的組織に転換する如く、芸術的自己企業化が生れはじめる。云わばブローカーとブローカーの間にもまれるよりは、芸術家が各々一定の組織をもって、企業的自己意識をもとうと考えはじめる。例えば文芸春秋が芸術的一団体を構成して、自ら一購読雑誌として企業的組織をもとうとしている如きがそれである。文戦或はナップ等がこの企業組織の一角に自らを位置づけようともがいているのも又それである。この企業は多くの企業がそうであるように、損害(完全に経済的意味に於て)を蒙ってたおれて行く、それは例を挙ぐるまでもあるまい。

この自己企業化は一つの特殊な構造をもっている。即ち注意すべきことは、それはかつて文壇と称していた手工業的、個人主義的、天才的要素をもった個別性が漸く影を没しはじめて「組織」