일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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「だん」のかいたい

増補 美学的空間

中井 正一

中井 正一의 増補 美学的空間(「だん」のかいたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,324자 · 44화면

아오조라 문고

生きている空間

ヘーゲルの弁証法が生れる周囲には、その頃の青年ドイツ派ロマン的皮肉があると考える人々がある。ロマン的皮肉とは、ヘーゲルの友人のゾルゲルで代表されるところの一つの表現、自分達の凡ての行いや言葉のすぐそばに、「黙ってジッと自分を見つめている眼なざし」があると云う一つの不安と怖れである。自分の反省の中にある、限りない圧迫感である。自分の中に、いつでも自分をすべりぬけて、自分を見いる眼があることへの苦悩である。

この皮肉(イロニー)、不安は、その頃の青年ロマン派の人々の合言葉であり、共通にあったドイツ近代精神の流れでもあった。それをブランデスは次の様にしるしている。

「病的な自己省察よりも、より大いな不幸と苦痛はあるまい。人々はその際、自分を自分より切離し、観客として自分を観察する。而して間もなく、獄裡の囚人が、扉に於ける覗穴から中を覗く看守の眼を見上ぐる時に感ずる様な恐ろしい感情を経験する。かかる場合には自己の眼が他人の眼と同じ様に恐ろしく思われる。われわれは自分自身をあたかも、岸のみが知られていて、その内部はこれからはじめて発見されるべき国がなぞの様に見るのである。