후리가나로 읽는 일본 고전
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よるのこうず
夜の構図
織田 作之助
織田 作之助의 夜の構図(よるのこうず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 62,068자 · 125화면
第七章
「なぜ明かせないんですか」
「明かすと、あなたは土下座しなくちゃならない」
「えっ……?」
信吉は思わずきいた。
すると、男は急に笑い出した。
乗客はびっくりして、その男の方を見た。
信吉は照れて、起ち上ろうとすると、
「逃げるんですか」
その男はいきなり信吉の腕を掴んだ。
第七章
転向者の心理について無駄な議論をすること。
惚れること。
惚れているような気がすること。
東京劇場に着くと、ちょうど信吉の芝居がはじまろうとしていた。
信吉は監事部屋へはいって、自分の書いた芝居の初日をみることにした。
監事部屋というのは、一階の客席のうしろの、いわば映画館の映写室の位置に当るところに作られている部屋で、舞台に面して窓があり、そこから舞台が見られるようになっていた。
そこは劇団の幹部や演出家が、雑談をしたり、演技や効果の注意事項をノートしながら、見物できる特別の部屋だったから、そんな部屋へはいって行って、いかにも作者を気取っているのは、信吉の好みに合わなかったが、しかし、煙草を吸いながら見物できる点が、煙草好きの信吉にはありがたかったのだ。
一つには電車の中でいきなり話しかけて、ノコノコ劇場までついて来たよれよれのレインコートの中年男を、まく積りだったのだ。