일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいどうじしんすけのはんせい

大導寺信輔の半生

芥川 竜之介

芥川 竜之介의 大導寺信輔の半生(だいどうじしんすけのはんせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,611자 · 26화면

아오조라 문고

を、――本所の町々の教えなかった自然の美しさをも発見した。この「本から現実」へは常に信輔には真理だった。彼は彼の半生の間に何人かの女に恋愛を感じた。けれども彼等は誰一人女の美しさを教えなかった。少くとも本に学んだ以外の女の美しさを教えなかった。彼は日の光を透かした耳や頬に落ちた睫毛の影をゴオティエやバルザックやトルストイに学んだ。女は今も信輔にはその為に美しさを伝えている。若しそれ等に学ばなかったとすれば、彼は或は女の代りに牝ばかり発見していたかも知れない。…………

尤も貧しい信輔は到底彼の読むだけの本を自由に買うことは出来なかった。彼のこう言う困難をどうにかこうにか脱したのは第一に図書館のおかげだった。第二に貸本屋のおかげだった。第三に吝嗇の譏さえ招いだ彼の節倹のおかげだった。彼ははっきりと覚えている――大溝に面した貸本屋を、人の好い貸本屋の婆さんを、婆さんの内職にする花簪を。婆さんはやっと小学へ入った「坊ちゃん」の無邪気を信じていた。が、その「坊ちゃん」はいつの間にか本を探がす風を装いながら、偸み読みをすることを発明していた。彼は又はっきりと覚えている。