후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんちつじょのそうぞう
大杉栄評論集
大杉 栄
大杉 栄의 大杉栄評論集(しんちつじょのそうぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,759자 · 8화면
五
しかし人間がだんだん発意を重んずるようになると、その長い独白がちょいちょい聴衆の質問や反駁に出遭って中断される。そしてついには、いわゆる講義や演説が壇上の人と壇下の人々との対話になって一種の討論会が現出する。
演説会は討論会じゃないという。またそうなっては会場の秩序が保てないという。そして弁士の演説に一言二言の批評を加える僕らを、その演説会の妨害か打ち毀しかに来たものと考え、警察官と主催者と聴衆とが一緒になって騒ぎ出す。馬鹿な事だ。
五
しかし、一番早く分るのは、聴衆だ、民衆だ。僕らのいわゆる弥次に、最初は盛んに吠えついている聴衆が、だんだん僕らの味方になる。そして最後にはほとんどみんな僕らの味方になる。しかも会場のいわゆる秩序は、新しい形となって、立派に保たれて行く。
いつかの晩だってそうだ。最初僕らが弥次り出した時には、聴衆のほとんど全部が起ち上がって、つまみ出せの黙れのと怒鳴り出した。警察官は僕らを取り囲んだ。そして僕らの手足をとって引きずり出そうとした。が、僕らの方の勢いも相応に強いので、もし強いてそうしようとすれば、かえって会場の秩序をまったく打ち毀してしまいそうな形勢になった。