일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠10

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠10(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 285,635자 · 558화면

아오조라 문고

出るものでも、仔細ありげにだまってさえいれば、意外なかいかぶりをされるものがあるものです。

本人はその時分は、もう自分がいま見つめている絵のことなどは眼底から飛び去ってしまって、昨夜の城内の光景が、まざまざと頭のなかに浮び出でて、われを忘れていたのですが、その瞬間、「ハッ」としてわれに返ったのは、今まで人の気というものはなかったところへ、さりとは、あまりに荒々しい戸のあけ方でありました。

七

その物音で、すっかり空想をブチこわされた七兵衛。

夢から醒めたような顔をして、きょとんとその入口の方を見てあれば、そんなことはいっこう御存じなしに、数多の人足が、店の土間へしきりにこも包を投げ込んでいる。

鮭のこも包にしては長過ぎる。土間へ当りの響きで見ると、金物であるらしい。

土間の左右へ人足がそれを積込んでいると、そのあとから抜からぬ顔で入り込んで来たのは、アツシを着た十五六歳の少年で、耳に仔細らしく矢立の筆をはさみ、左右に積み分けたこも包の中央に立って帳面を振分けて、これもしさいらしい吟味をしている。無論、七兵衛のあることは、誰もまだ気がつかない。