후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠13(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 349,705자 · 678화면
脱線はこわいが、イカモノ退治には、こういう見破りの上手な先生と一緒に行ってもらった方が、たしかに利益に相違ないということを、この際、米友が気がついたものですから、
「まあ、いいや」
と言いました。
そこで、道庵と米友と、新しく別に研究生の津田生が加わって三人、程遠からぬところの富士見原の評判の武芸大会なるものを見物に出かけました。
ほどなくその場に着いて見ると、人は多く集まっているが、なんだかその空気が変です。
あの前景気で行くと、今日の初日は、もっと緊張した人気がなければならないと思われるにも拘らず、あたりの空気がなんとなくだらしがないので、変に思いながら表へ廻って見ると、幾多の人があんぐりと口をあいて見上げている大きな貼札――
「お差止により興行中止仕候」
さすがの道庵も、米友も、津田生も、あいた口がふさがらない。
「ヨタ者は承知で来てみたが、お差止めには口あんぐりだ」
と言いながら、道庵はワザと大きな口をあんぐりとあいて、看板の上を見つめていたが、犬にでも喰いつかれたように、
「あっ! らっきょうだ、らっきょ、らっきょ、らっきょの味噌漬!」
と、目の色を変えて叫びました。