후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠16
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠16(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 268,946자 · 520화면
を孕ませて空から卸すと、その袋の口を開きやすね、すると大きな袋へいっぱい孕ませて来た風でげすから、四方八方へひろがって国の中が涼しくなるという趣向でげす。まだ奇妙なことがありやす、オロシャなんていう極く寒い国へ参りますてえと、寒中はもとより、夏でも雪が降ったり、氷が張ったり致しやすので、往来ができやせん、そこであの蒸気車というものを工夫しやしたが、感心なものじゃあげえせんか。いってえ、蒸気車というものは地獄の火の車から考え出したのだそうでげすが、大勢を車へ載せて、車の下へ火筒をつけて、その中で石炭をどんどん焚きやすから、車の上に乗っている大勢は、寒気を忘れて遠路の旅行ができるという理窟でげす、なんと考えたものじゃあげえせんか。なにせ、このくれえな工夫は、あっちの手合は、ちゃぶちゃぶ前でげす、万事究理学で、理詰めで工夫して行くからかないやせん。これからの日本も、やっぱり究理の学でなければ夜も日も明けぬ時代が、やがて到来致します」
「キュウリの学問が流行り出したら、茄子の鴫焼なんぞは食えなくなるだろう、そんなことは、どうでもいい、早く悪食を食わせろ、そのギュウという悪食をこれへ出せ、思うさま食ってみせる」