후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠7
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠7(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 242,044자 · 477화면
そこでこの人は、物の力の絶大なることに驚喜する。物の力を極度まで利用することを知っている西洋人の脳の力に驚嘆する。西洋文明の粋を知ること漸く深くなって、好学の念がいよいよ強くなる。学べば学ぶほどに、彼我の文明の相違の著しいことがわかる。将来の文明は機械の文明であって、当分の日本の仕事は、まず以てその機械の文明を吸い取ることだ。これより以上の急務はない――そうしてこの自分の「船を造る」という仕事が、一歩一歩とその理想に近づくことにおいて、今の日本の誰もが気のついていない仕事、気がついていても進んでこれに着手している人のない仕事、それがただ自分の手によってなされつつあるという自負心が、どのくらい駒井の心を高めるか知れない。
しかし、今宵だけは、どうしてもその前途と未来の空想に浸りきって、我を忘れることができない。
「金椎、金椎」
駒井は何と思ったか、珍しい人の名を呼んでみましたが、返事がないので気がついた様子で、「そうか」と苦笑いをしながら立って、廊下伝いに足を運んで行きました。
事務室とも、小使室ともいうべき板張りの床、同じように机、腰掛で蝋燭の火に向い、しきりに書を読んでいる少年。