후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠7
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠7(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 242,044자 · 477화면
その谷間より程遠からぬ柿の木平というところに立っていた猟師の勘八と宇津木兵馬。
勘八が鉄砲の狙いをつけると、兵馬は逸りきった犬の紐をひかえながら、
「まあ、待って見給え、もう少し近寄ってみようではないか」
勘八の切って放とうとしたのは第三発目の鉄砲です。
その第一発を、やはり同じところから発射した時に、賑やかな拍子の音が、パッとたえ、それと同時に、さしも昼間のように明るかったその一団の火がフッと消え、闇の中に、なんとなく谷間が動揺しているようですから、程を見すまして第二発を切って放したが、これは手答えがありません。やがて闇中の動揺も静かになって、一様に空々寂々たる山谷の夜となりましたから、二人はまさしく物につままれたような気分で、なお暫く形勢をみていましたが、用心のため、更にもう一発を切って放ち、そうして、その明りと音のあった方向へ進んでみようというつもりで、勘八が第三発目の狙いをつけたのを兵馬が遮って、ともかくもこれから探り寄って見ようという。
そこで二人は、わざと火縄をかくし、松明もつけず、闇にまぎれて、最初の怪しい音と明りの場所をめざして進んで行きました。