후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠7
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠7(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 242,044자 · 477화면
ちょっといきがった髪の結いよう、お化粧、着こなし、緋縮緬の前掛、どう見ても湯女気分の色っぽい女。お雪はちょっと眩惑されて憎らしい気分がしましたけれど、そこになんとなく人なつこいものの残るのを、さぐってみると、どうも殺された姉に似たところがある。気のせいか知らないが、姉の持っていた、人ずきのする懐かしみをかなり多量に持っている。
今の女が、わたしのいない時にこの座敷へ物売りに来て、そうして櫛を落していった。その櫛が二つに割れている。
「ああ、この女もまた姉のように殺されるのではないか」
忽然として起った何の拠りどころもない暗示。こんな暗示に襲われた自分を、お雪は戦慄しました。
この女が廊下でバッタリ、仏頂寺弥助に出逢ったのが運の尽きであります。
弥助は、いやがる女を無理に自分の座敷へ連れ込んでしまいました。しかもその座敷には新たに二人の客があって都合四人、酒興ようやく酣わなるの時でありました。
女がしきりに、あやまるのを、かれはどうしても聞き入れない。女はついに泣き声になっても、どうしても、許すことをしないものだから、その狼藉があたり近所の座敷まで驚かすの有様となりました。