일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠7

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠7(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 242,044자 · 477화면

아오조라 문고

「いいえ、どうぞ、わたしの前で数をおあらため下さいまし」

「それには及びません」

「兵馬様」

お松は、あらたまって兵馬の名を呼びました。兵馬は答えないで、火鉢の前にじっと俯いている様子。

「夜分、こんなに遅く、これだけのお金をただ預かれとおっしゃられたのでは、わたくしには預かりきれないのでございます、そう申し上げてはお気にさわるかも知れませんが、このごろは何かの入目で、わたくしたちの目にさえお困りの様子がありありわかりますのに、今晩に限って、これだけのお金を持っておいでになったのが、わたくしにはかえって心配の種でございます」

「いや、この金は決して心配すべき性質の金ではありません、ちと入用があって、人から融通してもらったところ、急にそれが不用になったから、あなたに預かっておいてもらいたいのです、金高は三百両ほどあると思います」

「どなたが、その三百両のお金を、あなたに御融通になりましたのですか」

自分の貯えも、お君の貯えも、一緒にして融通してしまったほどの兵馬の身に、忽ち三百両の金を融通してくれるほどの人がどこにあるだろう。それを考えると、お松は兵馬の心持が、怖ろしいもののように思われてなりません。