후리가나로 읽는 일본 고전
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たいしゅうぶんげいさほう
大衆文芸作法
直木 三十五
直木 三十五의 大衆文芸作法(たいしゅうぶんげいさほう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 63,833자 · 126화면
まるで厩の様に小さな狭くるしい部屋がずらりと続いて、その入口には一々値段が書き出してあるのだ。息の窒る様な闇の中には、女の裸体が白く見えて居た。……
更に又、此の小説の冒頭に於けるカッパトキヤのカイザリヤ附近の小さな「安料理屋」の有様は次のように描かれている。
……それは藁葺きの茅屋で、裏の方には汚らしい牛小屋だの、鳥や鵞鳥を入れて庇のようなものがついている。内部は二間に仕切られていた。一方は平民室で今一方は身分ある客の為めに充てられて居た。……仕切りと云っても只棒を二本立てて、それに帷の代りに、フォルチュナーテの古い、色の褪せた上衣を渡したものに過ぎなかった。此の二本の棒……は嘗て昔は金箔を施してあったものだが、今ではもう大分前から方々に罅が入ったり剥げたりして居る。
仕切布で隔てられた清潔な方の室では、錫の鉢と幾つかの杯を載せた卓を前に控えて、此の家にたった一つしかない幅の狭い破れた寝台の上に、羅馬軍第十六連隊第九中隊長マルクス・スクーヂロが横になっていた。……同じ寝台の足下の方に、さも窮屈らしく恭々しげな恰好をして坐っていたのは、第八、百人隊長のブブリウス・アクヴールスという喘息持で赭ら顔の肥満漢で、天辺のつるりと剥げた頭には疎らな胡麻塩の毛を後ろの方から両鬢へかけて撫で付けている。