일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

てんしゅものがたり

天守物語

泉 鏡花

泉 鏡花의 天守物語(てんしゅものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,593자 · 42화면

아오조라 문고

鐘の音。

時に一体の大入道、面も法衣も真黒なるが、もの陰より甍を渡り梢を伝うがごとくにして、舞台の片隅を伝い行き、花道なる切穴の口に踞まる。

鐘の音。

図書、その切穴より立顕る。

夫人すっと座を立ち、正面、鼓の緒の欄干に立ち熟と視る時、図書、雪洞を翳して高く天守を見返す、トタンに大入道さし覗きざまに雪洞をふっと消す。図書身構す。大入道、大手を拡げてその前途を遮る。

鐘の音。

侍女等、凜々しき扮装、揚幕より、懐剣、薙刀を構えて出づ。図書扇子を抜持ち、大入道を払い、懐剣に身を躱し、薙刀と丁と合わす。かくて一同を追込み、揚幕際に扇を揚げ、屹と天守を仰ぐ。

鐘の音。

夫人、従容として座に返る。図書、手探りつつもとの切穴を捜る。(間)その切穴に没す。しばらくして舞台なる以前の階子の口より出づ。猶予わず夫人に近づき、手をつく。

夫人 (先んじて声を掛く。穏に)また見えたか。

図書 はっ、夜陰と申し、再度御左右を騒がせ、まことに恐入りました。

夫人 何しに来ました。

図書 御天守の三階中壇まで戻りますと、鳶ばかり大さの、野衾かと存じます、大蝙蝠の黒い翼に、燈を煽ぎ消されまして、いかにとも、進退度を失いましたにより、灯を頂きに参りました。