일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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きだんクラブ〔せんごばん〕

奇談クラブ〔戦後版〕

野村 胡堂

野村 胡堂의 奇談クラブ〔戦後版〕(きだんクラブ〔せんごばん〕)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,447자 · 21화면

아오조라 문고

男禁制の庭へ

「まア」

そう言い乍らも、何やら田鶴にも思い当るものがあります。起ち上って眼隠しを直すような振りをして、上眼遣いに覗くと、当の京姫は泉水のほとりの合歓の木にもたれて、面白そうに笑い乍ら、此方を眺めて居るではありませんか。

男禁制の庭へ

芳紀まさに十八、蓮歩を運ぶごとに、馥郁たる香気を発散するような京姫は、――でも少しばかり駄々をこね乍ら、腰元達の手で眼隠しをさせられてしまったのです。

「鬼さん此方、手の鳴る方へ――ワッ」

と花束を叩き割ったように、八方に散る腰元達、それを追って京姫は少しばかり迷惑そうに、実は面白くて堪らない様子で、芝生の上を縦横に跳んで居りました。

盲鬼の輪は芝生から池のほとりへ、築山の下から木立の中へと次第に展開して、何時の間にやら飛んでもない方まで移ってしまいました。腰元達はこの遊びにすっかり夢中になって、若い主人を牽制し乍ら、植込を抜けて木戸の方へ近づいて行きます。

「とうとう」

「――――」

京姫は一人の袖を掴みました。

「捉まえたよ、お前は誰、お前は?」

捜り寄る姫の繊手が、蕨の若芽のように伸びて、相手の肩から首筋へ、頬のあたりへと伸びます。