후리가나로 읽는 일본 고전
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 妖怪博士/青銅の魔人(ようかいはかせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 212,920자 · 421화면
」
ガチャンと受話器をかけて、小泉氏はホッとため息をつきました。明智探偵が、ちょうどうまいぐあいに事務所にいたのは、なによりのさいわいでした。明智なれば、たくみに賊をあざむいて、信雄も取りもどし、家宝の掛け軸もわたさないですむような、すばらしい手段を考えだしてくれるかもしれません。小泉氏はそう考えますと、いくらか気も落ちつき、青ざめきっていた顔にも、なんとなく生気がよみがえってくるように見えました。
ところが、小泉氏が電話にむちゅうになっていたあいだに、その書斎の一方にみょうなことがおこっていました。それはちょうど明智と話をしているさいちゅうでしたが、小泉氏の横手のガラス窓の外から、しらが頭に白いあごひげを生やした怪しげな老人の顔が、じっと室内をのぞきこんでいたのです。
窓の外は広い庭になっているのですが、いつのまに、どうしてしのびこんだのか、さいぜんの怪老人、つまり二十面相が、その庭から、小泉氏の電話をかけている姿を、まるで獲物をねらう蛇のような、執念ぶかい目つきで、じっと見つめていたのです。神社の森の中で、立ちさったように見せかけて、じつは小泉氏のあとをつけてきたのにちがいありません。