후리가나로 읽는 일본 고전
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 妖怪博士/青銅の魔人(ようかいはかせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 212,920자 · 421화면
老人は映画に出てくる西洋の乞食みたいなふうをしていました。長いあいだ床屋に行ったこともないような、モジャモジャのしらが頭、顔中をうずめた白いほおひげ、あごひげ、身には、くず屋のかごの中からでも拾いだしたようなボロボロの古洋服を着て、靴下もない足に、やぶれ靴をはいています。
その乞食のような老人が、道路のまん中にうずくまって、はくぼくで地面に何か書いているのです。
泰二君は、「おかしいな。」と思ったものですから、町かどに身をかくすようにして、ソッと見ていますと、老人は地面に何か書きおわると、立ちあがって、うさんらしくキョロキョロとあたりを見まわし、そのまま向こうへ歩いていきます。
泰二君は老人の立ちさるのを待って、その場所へいき、何を書いたのかと、地面のアスファルトの上をながめましたが、そこには直径八センチほどの丸の中に、十字が書いてあって、その十字の一本の棒のはしに矢のしるしがついているのです。
年よりのくせに、こんなみょうないたずら書きをするなんて、あのおじいさん、気でもちがっているのかしらと、向こうへ遠ざかっていく、そのうしろ姿を見ますと、どうしたというのでしょう、向こうのまがりかどで、老人がまたうずくまっているではありませんか。