후리가나로 읽는 일본 고전
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 妖怪博士/青銅の魔人(ようかいはかせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 212,920자 · 421화면
強くなる時には、怪物が何か腹だたしいことを思いだして、おこっているのかもしれません。
小林君たちは、今にも怪物がうしろを向いて、ガーッと歯車の音を立てて、追っかけてくるのではないかと、ビクビクものでしたが、さいわい魔人は一度もうしろを見ないで、まっすぐに進んで行きました。むこうの空にそびえている煙突が、だんだん大きくなって来ます。つまり怪物はその煙突のほうへグングン近づいて行くのです。
そして、とうとう煙突の根もとまで来てしまいました。そこにはもとボイラーがすえつけてあったらしい煉瓦づくりの小屋のようなものがのこっています。屋根はなく、四方のかべも半分はこわれているのですが、それでもまあ小屋のかっこうにはなっているのです。怪物はその煉瓦小屋の中へはいって行きました。
「オヤ、へんだぞ。もしかしたら、あの中に地下室でもあるのじゃないかしら。そして、そこが魔人のかくれがになっているんじゃないかしら。」
小林君は遠くのほうから、オズオズと小屋の中をのぞいて見ました。暗くてよく見えないけれど、怪物は地下に姿を消すこともなく、小屋の奥の石の段のようなものの上に腰かけて、じっと休んでいます。