후리가나로 읽는 일본 고전
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 妖怪博士/青銅の魔人(ようかいはかせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 212,920자 · 421화면
板戸一枚ですから、小林君にも、その声が、かすかながら聞きとれます。
「ウン、いよいよ東京にもおさらばだ。……ボートの用意はいいだろうな。すぐここへ回してくれ。……油はうんと入れておくんだぜ。どこまで飛ばすかわからないからね……。よし、よし、わかった。」
二十面相は電話をかけおわると、押入れの前に引きかえして、声をかけました。
「小林君、今電報を打っておくから、夜にでもなれば、ほんとうの明智先生が、きみをすくいだしに来てくれるよ。少しのがまんだ。おれはこれから、外に出かけて、いろいろやらなければならないことがある。おれにだって、なごりをおしんでくれる人もあるからね。それに、目印しになる自動車をここへおきっぱなしにするわけには行かないから、そのしまつもしなければならぬ。じゃ、しばらくおとなしくしているんだぜ。」
そういいのこして、かれは部屋を出て行きました。ドアーに外から鍵をかけたことは、いうまでもありません。
ところが、二十面相が立ちさったかと思うと、どこにかくれていたのか、ひとりのチンピラ小僧が、廊下のすみから、あらわれました。そして、やぶれたポケットから、針金のようなものを取りだすと、ドアーの鍵穴に、なにかやっていましたが、やがて、錠前がカチンと、はずれました。