후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
おんなけいず
婦系図
泉 鏡花
泉 鏡花의 婦系図(おんなけいず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 172,760자 · 343화면
それも何となくものあわれだけれども、後姿が褄の萎えた、かよわい状は、物語にでもあるような。直ぐにその裳から、仏壇の中へ消えそうに腰が細く、撫肩がしおれて、影が薄い。
紙入の中は、しばらく指の尖で掻探さねばならなかったほど、可哀相に大切に蔵って、小さく、整然と畳んで、浜町の清正公の出世開運のお札と一所にしてあった、その新聞の切抜を出す、とお妙は早や隔心も無く、十年の馴染のように、横ざまに蓐に凭れながら、頸を伸して、待構えて、
「ちょいと、どんなことが書いてあって。また掏賊を助けたりなんか、不可ないことをしたのじゃないの。急いで聞かして頂戴な。」
「いいえ、まあ、貴女がお読みなさいまし。」
「拝見な。」
と寝転ぶようにして、頬杖ついて、畳の上で読むのを見ながら、抜きかけた、仏壇の抽斗を覗くと、そこに仰向けにしてある主税の写真を密と見て、ほろりとしながら、カタリと閉めた。懐中へ、その酒井先生恩賜の紙幣の紙包を取って、仏壇の中に落ちた線香立ての灰を、フッフッと吹いて、手で撫でる。
戸外を金魚売が通った。
「何でしょう。この小使は、また可訝なものじゃないの、」
とお妙が顔を赤うして云う。