후리가나로 읽는 일본 고전
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うかのちょうじゃものがたり
宇賀長者物語
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 宇賀長者物語(うかのちょうじゃものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,427자 · 19화면
※(ローマ数字4、1-13-24)
宇賀の老爺はこれを見ると小声でまた女に戯言を云いだしました。そして、三人で戯れあいながら次の室へ出て往きました。
切燈台の壮い男は、この容を微に見開いた眼で恨めしそうに見ておりました。
※(ローマ数字4、1-13-24)
長者はその日が来ると、宇賀の老爺はじめ十余人の供人を伴れて、伊勢参宮に出かけて往きましたが、土佐の海は風浪の恐れがあるので、陸路をとることにしました。海岸を東へ往って、野根山と云う山を越えると阿波の国になります。阿波から船で由良の門を渡って往きます。
長者が出発すると、その日から長者の留守許では、修験者を迎えて長者一行の道中の安全を祈りました。柿色の篠掛を着けた、面長な眼の鋭い中年の修験者は、黒い長い頭髪を切って頷のあたりで揃えておりました。修験者の珠数を押し揉んで祈祷する傍には、長者の一人女と、留守を預っている宇賀一門の老人達が二三人坐っておりました。
修験者は二三年前から浦戸に来て、長者の家へ出入している者で、老人達とも親しい間柄でありました。彼は祈祷の後でゆっくり坐り込んで面白そうに話しておりましたが、心の中は物足りなさで一杯になっておりました。