후리가나로 읽는 일본 고전
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あんごしたん
安吾史譚
坂口 安吾의 安吾史譚(あんごしたん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,002자 · 27화면
人の目から見れば放蕩無頼で、やること為すことトンチンカンで収支つぐなわざるバカモノにすぎないが、このオヤジの一生にはチャンと心棒が通っていた。トンチンカンのようで、実は一貫した軌道から全心的に編みだされている個性的な工夫から外れていることがない。社会的には風の中のゴミのようにフラフラしている存在だが、彼の個性にジカに接触した者には、誰よりもハッキリと大地をふみしめてゆるぎのない力のこもった彼の人生がわかるはずだ。
そういうデタラメ千万な、全然行き当りバッタリだが、その個性と工夫にとんだお金モウケや処世の秘術のいくつかを御紹介いたしましょう。
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妙見様へ参詣の帰りに友達のところへよると、殿村南平という男がきていた。その男が、
「おまえ様は天府の神を御信心と見えますが、左様でござりますか」
ときくから、そうだ、と答えると、
「左様でござります。御人相の天帝にあらわれております」
面白いことを云う奴だと思っていると、友達の親類の病人の話になった。すると、
「それは死霊がたたっております」
と云って、その死霊はこれこれの男でしかじかの死に方をした人だと見ていたようにその死にざまをツブサにのべるから、友達に向って本当かときくと、その通りだと云う。