일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんごしたん

安吾史譚

坂口 安吾

坂口 安吾의 安吾史譚(あんごしたん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,002자 · 27화면

아오조라 문고

つまり海舟やその妹が子供ながら出来がよくて、オヤジがイマシメを言うところは何もなかった。仕方がないから、まだ生れない孫やヒコを相手に、世にも異様な怪自叙伝をイマシメとして書き綴ったのである。序文の文句は次のように結ばれている。

「先にも言う通りおれは之までなんにも文字のむずかしいことはよめぬから、ここにかくにもかなのちがいも多くあるからよくよく考えてよむべし」

引用の部分は読み易いが、本文は彼がふだん用いているベランメー口調のまま勝手な当て字で書いてるから、彼の保証通り難解をきわめ、よくよく考えても一通りでは分らない。しかし彼の一生は一見単純明快で、もっと難解をきわめている。子供に於て完成した詩が、オヤジに於ては未完成で、体をなしていないからである。

★

彼は剣術使いのウチに生れたせいか、生れて歩けるようになると近所の子と秘術をつくしてケンカにはげみ近隣に名をとどろかしたが、正規の剣術の稽古はまだるッこくて身を入れなかった。

十四の年に彼が思うには、男は何をしても一生食えるから、上方へかけおちして一生そこで暮そう、と志を立てて家出した。