후리가나로 읽는 일본 고전
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あんごこうだん
安吾巷談
坂口 安吾의 安吾巷談(あんごこうだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,860자 · 16화면
私は中学時代によくここへ遊びに行って、占師というものの生態に興味をもつようになった。白眼学舎は占師の中ではインテリで、早稲田の卒業生、沢正と同級生であった。私はフランス語がよめるようになると、白眼学舎からフランスの占術の本をかりて、よんだ。占術の研究、特に骨相、手相などの研究が、西欧ではフランスが本場なのだそうだ。
しかし、要するに占術というものは、占う術の公式の中に秘奥があるわけではないようだ。易の卦にしてもそうだ、ゼイ竹をくって卦をみる。その卦になんとか然るべき運勢の判断がでているわけだが、実際は易者の判断次第で、どうにでも理窟のつくシロモノなのである。
したがって、易者が催眠術者の状態になりきり、相手が被術者の状態になりきっていると、時に妙な的中率を示すようなことが起りうるかも知れない。ゼイ竹をくったり、カードを並べたりするのは、催眠術者、又はミコのような精神状態に自分を持って行く方法の一つであるかも知れない。
けれども、一般に、易者というものは、もっと安易である。そして、現実的である。彼らは、妄者の顔や人柄から判じ、最大公約数的な質問や判断で狭めていって、一応の的中率を示す方法を心得ている。