일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんごこうだん

安吾巷談

坂口 安吾

坂口 安吾의 安吾巷談(あんごこうだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,860자 · 16화면

아오조라 문고

民事裁判の場合などでも、原告被告の人柄とか、判事の私生活との類似とかというようなことから、微妙な傾斜が起りはじめる危険がありそうに思われる。人間である限り、最善をつくしたツモリでも、誤審はさけがたいに相違ない。巷談師は、そういう例を、法律的にではなく、人間的に観察してみたいと考えていたのである。しかし、それは記事を見ただけでは分らない。訊問の現場や法廷に居て逐一見物した上でないとダメであるから、無性者の巷談師には実現不可能であった。三鷹事件などは特に見たかったのだが、あんなにシバシバ法廷がひらかれるのでは、田舎住いの私には、とてもコマメに通勤ができない。だから、本当にやってみたいと思ったことは、永久にやれそうもない運命にある。なぜなら、持って生れた無性者の根性がなおる見込みはないからである。

★

巷談師というものは、所詮高座の道化者で、オナグサミに一席弁じているにすぎないのである。天下国家を啓蒙しようというようなコンタンが多少でもあれば、大いにコマメに動きもしようが、そういう考えがミジンもないから、手頃な題材を見つけて、勝手放題な熱をふく。