일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんごしんにほんふどき

安吾新日本風土記

坂口 安吾

坂口 安吾의 安吾新日本風土記(あんごしんにほんふどき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,916자 · 46화면

아오조라 문고

いう。一月十五日ごろからはじめて雪を見るようになるのは関東平野でも同じことだ。山地ではさすがにそのころから二三メートルの積雪を見るが、海寄りの平地では十年前まで二三メートル積った雪がせいぜい一尺だという。つまり越後平野は一月十五日以後にせいぜい一尺の積雪を見るにすぎない程度となったのである。一尺の雪といえば東京だって年に一二度はそれぐらい積ることがあるのだ。関東平野も奥地の方はむしろ越後平野よりも寒いぐらいだ。

してみれば越後平野に二毛作をすることは可能のはずだと私は考えた。昔は秋のなかばから雨がずッと降りつづくので水田は湖水のように満々と水があふれ農民は小舟で稲の取り入れをしていたものだが、その雨が降らなくなったから冬の水田にも水がないのだ。二毛作の条件はそろっている。しかるに二毛作を試みている一段歩の試作すら見ることができないのである。なにか他に二毛作をはばむ悪条件があるのか、それとも農民が天候異変を一時的なものとあきらめて二毛作を断念しているのか、と私はいぶかしく思った。私はこの旅行で、なぜ二毛作ができないのか、それを調べてみる予定をたてていた。