후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ずいひつ よせばやし
寄席囃子 正岡容寄席随筆集
正岡 容
正岡 容의 寄席囃子 正岡容寄席随筆集(ずいひつ よせばやし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,259자 · 222화면
昔の芸人には、ずいぶん愉しい心意気の人がいた。
中でもすててこをはやらせた鼻の圓遊は、
「俺は、まだ、いっぺんも駆け落ちをしたことがない。死ぬまでにいっぺんでいいから、駆け落ちの味を知っておきたいものだ」
と言って、晩年、とうとうさる商売女を頼んで、木更津まで逃げてもらったそうである。
頼んで逃げてもらったのでは、まるで京伝の黄表紙にある「艶気蒲焼」の浮気屋艶次郎みたいなもので、
※(歌記号、1-3-28)こんなえにしが唐紙の
鴛鴦のつがいの楽しみに
泊まり/\の旅籠屋で
ほんの旅寝の仮まくら
うれしい仲じゃないかいな
と「落人」にあるような味な雰囲気なぞ滲み出そうわけもなくどこまでも艶次郎で、すなわち道行興鮫肌であったろうと想像されるが、本人はどうして、なかなかの御機嫌で、「これでやっと終生ののぞみがかなった」と言ってノメノメと帰って来たそうだから、世話はない。
いかにも、時世のよかった頃の芸人の横顔をまざまざと見せられる感じではないか。
お通夜の晩に、お経の代わりに二十五座の馬鹿囃子をやってくれと頼んで死んだのも、この圓遊だった。――その遺言はさっそくに実行されたと聞いているが当時の圓遊はたしか、浅草の三筋町に住んでいたはずだ。