일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ずいひつ よせばやし

寄席囃子 正岡容寄席随筆集

正岡 容

正岡 容의 寄席囃子 正岡容寄席随筆集(ずいひつ よせばやし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,259자 · 222화면

아오조라 문고

定刻の六時になると文字どおりの独演会で、奴さん、前座もつかわず、ノコノコ高座へと上がってきた。そうして、近所の牛込亭や神楽坂演芸場の落語家たち(ついこの間まで彼自身もその仲間だった)の独演会のやり口を口を極めて罵り、自分のような、この、こうしたやり方こそがほんとうの独演会なのだとまず気焔を上げた。今の奴らは一人っきりでひと晩演るだけの芸がないのだというようなこともしかしながら言ったように覚えている。聴いていてへんに私はうれしくなった、恋ある身ゆえ、なにを聴いてもしかくうれしかったのかもしれない。

続いてまず最初は音曲噺を、と、「箱根の関所」を一席、演った。ただ単に演ったというだけのもので、決して巧いものではなかった。むしろハツキリと拙かったといえる。でも、それもうれしかった、やはり恋ある身ゆえに、だったのだろう。

それから雲節で「大正震災記」の浪花節を唸った。被服廠のところでお婆さんがどうしたとかいう奇妙なくすぐりがあったように覚えているが、もちろんこれも塩辛声で、てんで法返しのつかない代物だった。そのあとで今の音曲師は本筋の都々逸の歌えるやつがかいくれいない、そもそも都々逸には芝派と江戸派の二つの歌い方があるのだ、今夜の俺はすなわちその芝派のほうを聞かせてやろうとさんざん能書いたのち、やおら歌い出した