후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ よせばやし
寄席囃子 正岡容寄席随筆集
正岡 容
正岡 容의 寄席囃子 正岡容寄席随筆集(ずいひつ よせばやし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,259자 · 222화면
都々逸二つ三つ、しかもまたこれが思いきり拙かった。危うく私はふき出してしまうところでさえあった。でも、やっぱりそれもこれもただやみくもにうれしかった、同じく恋ある身ゆえに、だったのだろう。
続いて場内を真っ暗に、辮髪の支那人姿となって現れ、その辮髪の先へ湯呑み茶碗の中へ蝋燭を立てて灯を点したのを結びつけると、四丁目の合方おもしろく、縦横自在に振り回した。幻燈の花輪車のよう辮髪の先の灯は、百千に、千々に、躍って、おどって、果てしなかった。まさにまさしくこれだけは逸品だった。二十人あまりのお客たちが言いあわせたように拍手をおくった。いよいよ私はうれしくなった、くどいようだが恋ある身ゆえに。
でも、いつまで恋ある身ゆえにいつまで恋ある身ゆえにと喜んでばかりはいられないことが、たちまちそこへやってきた。はじめて浴びた満場(といっても二十人あまりだが)の拍手に気をよくした日本太郎はにっこりとすると、
「ではこれで仲入りとするが、あとは客席へ下りていって諸君の腕をへし折り、たちまち元のごとくに直してごらんに入れる」
こう言ってサッサと下りていってしまったのだった。