후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면
「玉屋」「鍵屋」
そのたび両国橋上では、数万の人声が喚き立てた。
まずこうした両国川開きの情景からこの拙作短篇は始められていたのであるが、その晩珍しく内気で引っ込み思案の小糸が清水の舞台から飛び下りた積りで晴れがましくも圓朝とただ二人、花火見物の屋根船と洒落込んだ。
然るにそうしたせっかくの千載一遇の歓会なのに、とかく、圓朝はふさぎ込んでばかりいる、何話し掛けても生返事ばかり、男の意が読めなくて思わず小糸が焦れて涙ぐみかけたとき、
「しっ、しずかにおし、お前さんに怒っているんじゃない。見な向こうの船にゃ敵薬がいらあな」
はじめてこういって圓朝、小糸をたしなめたのだった。
筋向こうの屋根船には当時の落語家番付で勧進元の貫禄を示している初代春風亭柳枝が、でっぷりとした赦ら顔を提灯の灯でよけい真っ赤に光らせながら門人の柳條、柳橘を従え、苦が苦がしくこちらを見守っていた。
元は旗本の次男坊で神道に帰依したといわれる柳枝は自作自演の名人で、中には「おせつ徳三郎」や「居残り佐平次」のような艶っぽい噺もこしらえたが、根が神学の体験を土台に創った「神学義龍」や「神道茶碗」