일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しょうせつ えんちょう

小説 圓朝

正岡 容

正岡 容의 小説 圓朝(しょうせつ えんちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,270자 · 325화면

아오조라 문고

がいま私の耳にのこっているが、その巧拙良否の論いはここでは書くまい。相変らず圓朝、左官の長兵衛の手腕を紹介するには「二人前の仕事を致し、早くって手際がよくって、塵際などもすっきりして、落雁肌にむらのないように塗る左官は少ないもので、戸前口をこの人が塗れば、必ず火の這入るような事はないというので、何んな職人が蔵を拵えましても、戸前口だけは長兵衛さんに頼むというほど腕は良い」と蘊蓄を傾けている。左官のテクニックなんか知るよしもない私たちまでこういう風に聞かされると何だかこの長兵衛という人を頼んでみたくなるようなものを覚えてくるではないか。圓朝といえども全智全能ではないから何から何まで弁えているわけではなく、その都度しらべてかかる場合も少なくなかったのだろうが、何にしてもこの凝りようが、毎々いうごとくどんなにそこに噺の真実味というものを倍加させていることか。

然るにそれほどの腕を持ちながら怠けもので勝負事好きの長兵衛は、きょうもすってんてんに取られて「十一になる女の子の袢纏を借りて着」てかえってくると、家では家で、年ごろの娘お久がどこへいったか、行方しれずとなって騒いでいるところだった。