후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつのタネ
小説のタネ
吉川 英治
吉川 英治의 小説のタネ(しょうせつのタネ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,376자 · 23화면
と、まあ何とかそこを云い張って、とにかく始めたものでした。それが僥倖にあんな長くつづくことになったんですよ。
もちろん、宮本武蔵も史料といっては、ほとんど少く、空想が大部分です。熊本で出版された「宮本武蔵顕彰会本」「小倉碑文」それらをあわせても、ほんとの史実は、漢文なら百行とはありません。また「むさし」を「たけぞう」と読ましたのも僕の創作といっていいし、佐々木小次郎も、「武芸小林」そのほかの小伝記には、巌流島の時、六十何歳の老人であるとも、また二十歳がらみであったとも、両説があったんですね。北陸の梅津清源という人の弟子でね。どっちを採ろうか、迷ったんです。そして結局、小次郎の年齢は若い方をとったんです。そしてああいう扮装のアイデアも僕のデザインで拵えたもんですが、それを固定させたのは石井鶴三氏の筆技ですね。今では小次郎スタイルっていうともうあれでないと小次郎らしくなくなっちゃった。また、掲載中には、剣道の方の高野佐三郎さんだの中山博道さんなどの専門家から、
『吉川さんも、あれで剣道二段ぐらいやるのかね』
などと人づてにいわれたことがありましたよ。ところが、僕は竹刀の持ち方一つ知りません。