후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しょうせつのタネ
小説のタネ
吉川 英治
吉川 英治의 小説のタネ(しょうせつのタネ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,376자 · 23화면
空想の遊びが功徳
ただ一途でした。ですから、今日読み直すと、再版のさいも、文章など、むずむず直したくなるが、直し切れないし、直してはいけないとも思って、そのまんまにしています。
尤もあの時代には、中間小説というケースはなかった。純文学とは河をへだててはっきり領野を対峙していたかたちでしたね。純文学の方はあくまで孤高をとって下らない矜持と作品が特徴でした。一方、新聞小説、特に夕刊面の、われわれ、直木氏、三上於菟吉氏、大仏次郎氏、白井喬二氏、長谷川伸氏といったような人々がよく書いた、ひとっきりの新聞小説っていうものは、絶対にまず面白いということをもう殆ど主眼にしてましたね。
空想の遊びが功徳
僕っていう人間は、少年時分からまるで空想で生きてるような奴でしてね、「忘れ残りの記」にもちらちら書きましたが、早熟な方でしたろうね、すれ違う少女の匂いに敏感でしたよ、近ごろの十代みたいに直接行動はなんにも考えないんですがね、内攻性はかえって逞しかったんじゃないですかね、その結果が空想に遊び空想を愉しむ習癖に行ったのかもしれませんね。あの時代の家庭や世間の躾もそうでしたから、その拘束が自然、少年の胸に、多感を醸す酒ツボになるわけです、だから一篇の物語みたいなものは始終胸に出来ていましたよ。