후리가나로 읽는 일본 고전
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こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
小酒井 不木의 少年科学探偵(こさかいふぼくしゅうはしがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 152,885자 · 308화면
頭のそばに落ちていた学校帽子の徽章は、まごう方なく××村の小学校のそれであって、懐にある蟇口の中はからっぽであり、下駄には「草野」という焼印が捺されてありました。
その山は××村からF町へ行く途中にありますが、死体の発見されたところは平素めったに人が行かぬところだそうです。でも、噂を聞いた村人は、われ先にと集まってきて、程なく死んだ少年は、村の相当の資産家なる草野ふさ方の長男草野富三であると分かりました。ことに母親が来て着物も下駄も何もかも富三のものだと申しましたので、顔はもとより分かりませんでしたが、もはや疑う余地はなくなりました。
話は大正十二年八月三十日に遡ります。死んだ少年草野富三は、同級(尋常六年生)の少年津田栄吉と、各々、家の金五十円ほどずつを持ちだして行方不明になりました。二人は学校の教師も持てあましたくらいの不良少年でして、今までよく家をあけることもありましたが、こんなに大金を盗みだしたのは稀であるのと、二人がF町の方へ連れ立ってゆくのを見たという者があるのと、富三が東京行の汽車に乗るのを見たという者があったので、両家では、翌日一日じゅう待っていよいよ帰らぬことが分かると、それぞれ使者を出して、九月一日の朝東京の心当たりの先を訪ねさせることにしたのであります。