후리가나로 읽는 일본 고전
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びょうぶはたたまれた
屏風はたたまれた
山本 周五郎
山本 周五郎의 屏風はたたまれた(びょうぶはたたまれた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,953자 · 24화면
「なるほど静かだ」と秀木剛助が云った。
「月見だからさ」と弥十郎がいなした。
友達の一人は秀木剛助、一人は伊沢新五郎といった。秀木の家は次席家老、伊沢の父は側用人である。少し酒がまわってから、藩主の評が出た。生れた世子は亀丸と名づけられたが、信濃守はたいそうな溺愛ぶりで、しぜん生母のひな女も大切にされ、その名の一字を取って奈々の方と呼ばれるようになったし、彼女と世子のために御殿が建てられるらしい。奈々の方の年は十八歳、日本橋石町の太物問屋の娘で、御殿新築の費用も、半分は親元で負担するということであった。――これらのことは伊沢と秀木とで話し、弥十郎は退屈しながら聞いていたのであるが、やがて、彼は自分の耳を疑うように屹となった。かれらは世子が藩主の胤であるかどうかあやしい、と云いだしたのである。信濃守は十七歳で結婚した。それから三十年、正夫人にはもちろん、側室もずいぶん変えたが、一人も子を儲けた者がなかった。それをいま急に若君御誕生とは腑におちない、というのである。そこまで聞いて弥十郎は「よせ」とどなった。自分でもおどろいたくらい、大きな激しい声で、二人はとびあがりそうになった。