후리가나로 읽는 일본 고전
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そううんきょうよりだいせつざんへ
層雲峡より大雪山へ
大町 桂月
大町 桂月의 層雲峡より大雪山へ(そううんきょうよりだいせつざんへ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,082자 · 20화면
これは見事と見とれしが、攀ずべくもあらざれば、引きかえし、右崖を攀じて峰稜を行く。根曲り竹の藪を三時間もかかりて潜り抜け、偃松帯に取付きて、ほっと一と息つく。時計を見れば、午後四時十五分也。そろそろ野宿の用意を為さざるべからず。上り上りて、果して水を得るや否や。数町下に水ある処ありき。上らんか、下らんかと、問いて見たるに、誰れも下ることを肯んぜず。水姓氏右手の直径二十町とも見ゆるあたりに、雪田あるを見出し、今夜はあの雪田に水を得て野宿せんという。一同賛成す。水姓氏先んじて、数町ばかり行きしに、水ありありと喜声を発す。うれしや、偃松の林裂けて、幅十間長さ四十間ばかりの小池あり。蛙の子の棲めるを見て、毒水にあらざるを知る。偃松の余したる処、一面の御花畑也。苔桃、巌香蘭、岩梅、ちんぐるま草、栂桜、岩髭、千島竜胆など生いて、池中の巌石にも及べり。偃松の中は、数百千年の落葉つもりつもりて、厚さ三、四尺に達し、これを踏むに、あたかも弾機の如し。山上の寒さは挙ぐる火に消えたり。鍋の飯も出来たり。下戸は先ず食う。上戸は酔うて陶然たり。十九夜の月出ず。火炎高く昇れるが、火炎の中に数十条の赤線直上し、その末火花となりて、半天に四散し、下界の煙火などには見られざる壮観を呈するに、酒ますます味を加う。