일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

やまだちもんどう

山だち問答

山本 周五郎

山本 周五郎의 山だち問答(やまだちもんどう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,163자 · 32화면

아오조라 문고

供の弥九郎はそれまでものも云えず、足も地に着かぬようすだった、然し明り障子に灯影のさしている家などがみえはじめると、ようやく生気をとり戻したとみえ、急にわっはっはと笑いだした。彼は急に能弁になり、「あんな間の抜けた山賊は伊曽保物語にもあるまい」とか、「あいつらが今日か明日かとばかな面をして待っている恰好が見たいものだ」とか、「それにしてもあれほどうまくかれらを言いくるめた旦那の奇智と胆力はすばらしい」とか、たいそうな元気で饒舌りたてた。玄一郎は黙って饒舌らせて置いたが、さいごにひと言こう云ってたしなめた。

「そんなことをむやみに口にしてはいけない、人に聞かれたら恥になるぞ」

彦根に着いて用事をはたしたのはその明くる日のことだった。用事が済むとすぐ、彼は弥九郎ひとりを伴れて帰途についた。むろん道を違えるか、さもなければ所の役人に訴えて警護の人数を同伴するものと信じていた下僕は、訴え出たようすもなく、然も同じ道を帰るのはどうする積りかと、主人の気持を量りかねて疑い惑うようだった。……玄一郎はそんなことに頓着せず、ずんずん道を早めて、まるで夜半の刻を計ったように、元の峠へさしかかった。